夢をゆく

夢の中身はわりと暖かい冬で
金色の光が町の空に見えた
ポップな足音 少女はカバの背に乗り
話し足りない背景をすべて置いて
春へ向かう
時報を歌う
歩いてゆく
寒暖差に風邪を引き 後ろを振り返る
夢の外で夢の続きを見るよ
アスファルトに枯れた緑を
やさしい風が揺らすまで

 

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この間の大寒波と大雪の日、
僕の住む町も真っ白な世界に覆われました。
その光景を、寒さに震えながら見つめている時に浮かんできた詩です。
夢のような白銀の世界を歩いて越えて、いつか春の季節へと向かう。

このブログには過去作を順々に上げていますが、今回は最新作です。たまにはこうして「今の自分」も上げていきたいですね。